いそのカツオをブッ殺せ! O's Pageバックナンバー月刊文文掲示板前作品次作品

こんにちわ さようなら

 失ってから 君の大切さに気づくなんて

 さようなら さようなら

 天国から来た僕等

 こんにちわ こんにちわ

 そしてまた天国へ

 さようなら さようなら

 一瞬しか出会えない僕等

 こんにちわ こんにちわ

 一瞬しか出会えない僕等だから?

 争いと憎しみ 争いと憎しみ

 戦争反対の声は常にあったのに 常に戦争賛成の声に負け続けてる 言葉 だから今も続いてる 戦争

 今も 負け続けてる

 言葉

 こんにちわ こんちにわ

 戦争を経験したおじいちゃんは戦争はよくないといって 父親は父親に逆らって戦争をしたがって その息子は・・ いつだって祖父母のいう事をよく聞いてるのは孫なのさ

 こんにちわ こんちにわ

 テロを戦争にしてしまったアメリカ 自衛隊を軍隊にしてしまった日本 改悪からきたものは改悪へ 虫歯の様に 弱い方へ弱い方へ 楽な方へ楽な方へ 悪へ

争いと憎しみ 争いと憎しみ

 三才の子供は 両親がケンカした時 スッポンポンになって お尻パンチ

 生まれる前から 仲直りさせる義務があるんだと思ってるから

 お尻パンチ

 争いや憎しみ合いをとめようとする 三歳児 生まれる前から

 生まれる前から

 最近の世は 蝕まれてるから

 ほっとくと 虫歯みたいに 改悪から改悪へ 弱い方へ弱い方へ 楽な方へ楽な方へ悪へ

 真似しか出来ないのが子供だから 地獄は分かりやすいから

 大人の真似して戦争か

 ビハインドを跳ね返さなければならないなんて

 太陽 君 雪

 黒い雨の次は 黒い太陽か

 太陽が沈んでしまっても 僕等には光がある

 キス色

 自然治癒能力を信じるよ 太陽 君 雪 ビハインドを跳ね返さなければならないなんて ビハインドザサン

 前方に沈んで 後方から 太陽 君 雪 後方に沈んで 前方から 太陽 君 雪

 一瞬しか出会えない僕等なのに

 天国から来た僕等なのに

 でも まあ

 物事が変わっていく時は 悪い部分から 変わっていくから 弱い部分から 変わっていくから きっときっと いつの日か きっときっと

 ・・自殺 ナイフ 言葉 自殺 ナイフ 言葉 ・・いきなり言葉にイけるのに 天国に返る為の 単なる地獄巡りだと信じるよ

 また会う日まで

 自衛隊よ さようなら

 さようなら 自衛隊っていう概念はまあまあ素晴らしかったよ

 さようなら 次は北朝鮮に派遣されるんだね 次は非核を捨てるんだね ビギナーズラックの日本国憲法のいいところだったのに 中国の方がこれからはビックマーケットなのに 電話一本で日本とアメリカを開戦させたチャーチル 言葉だけでイランを抱き込む事に成功したヨーロッパ アメリカに撃たれた北朝鮮はアメリカではなく日本に撃ち返すのに アメリカを捨てる前に アメリカに捨てられるのに 日本は利用されてるだけなのに 武力しかないアメリカ イラクを押しつけられる日本 その時ヨーロッパはイランとよろしく 中国ともよろしくやってる それどころかアメリカさえもヨーロッパとよろしくやってる 水分立派なんだね 国益という名の石油に変わる燃料が開発されても イラク復興の為に命を懸けるなんて 火達磨で 呻き声を上げながら さようならも言えずに

 国境はない だからこそホームから出ちゃいけないのさ 武力は

 こんにちわ こんにちわ 自然に沈静化するのを待つ こんにちわ

 可愛い虚無 可愛い虚無 今こそ 昼飯だ テッポー持って走りたーい 兵隊さんになりたーい さよーなーらー記憶力 アイロニーなんて大嫌いだ 可愛い虚無 可愛い虚無 今こそ ×0

 天国から来た僕等なのに 天国から来た僕等だから?

 武器を持たなくちゃならなくなるなんて

 こんにちわ こんにちわ

 天国では 丸腰だった 僕等 だから

 真似しか出来ないのが子供だから 地獄は分かりやすいから 子供は真似しか出来ないから

 何を見て来た? 何が見える?

 天国から来た僕等なのに

 何を見た?

 ゴミ溜から空へ 空からゴミ溜へ ここがどこだか知ってるぜ ここからどこへ行くか知ってるぜ

 空からゴミ溜へ ゴミ溜から空へ ゴミ溜から空へ そしてゴミ溜に

 ・・一度目は悲劇 二度目は喜劇 人類に残されるのは皮肉と滑稽さ その皮肉と滑稽さが唯一の救いになる キングオヴコメデイショー それが 戦争 皆知ってる事か

 さようなら さようなら

 また会う日まで

 さようなら 自衛隊

 自衛隊っていう概念はまあまあ素晴らしかったよ さようなら さようなら

 みんな みんな さようなら さようなら

 一瞬しか出会えない僕等

 こんにちわ こんにちわ

 

矢萩純一(2004.5.16)


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題字: 矢萩純一
デザイン: おぬま ゆういち
発行: O's Page編集部