| O's Editor3 ヘルプ目次 |
大きなファイル | |||||
O's Editor3 で読み込めるファイルの大きさは2GBまでとなっています。2GB以上のファイルを開こうとすると、下記のような表示が出て開くことはできません。
1GBを超える大きなテキストファイルを読み込むことは可能ですが、ファイルサイズが1GB以上のファイルを開くときに読み込みを続行するかどうか確認するためのダイアログが表示されます。
1GBを超えるファイルは折り返し解析に時間がかかるためシンプルスタイルで開きます。ただし、一度開いてシンプルスタイル以外に変更して閉じた場合、次回開くときはそのスタイルで開きます。
ある程度大きなファイルを開くと、読み込み完了したあと全行数と読み込みにかかった時間を表示します。
2GBに近い1000万行程度のファイルも一度開いてしまえば閲覧するだけなら快適です。ただし、編集作業となるとかなり動作が重くなります。O's Editor3 の開発にあたっては、巨大ファイルの動作確認用として夏目漱石の「明暗」を1800回コピペしたテキストファイル(UTF-8/1.9GB/シンプルスタイルで約980万行/標準スタイルで折り返し約1600万行)を使用しました。作者のパソコンだとこのファイルを開くのにシンプルスタイルで約10秒かかります(※下記がそのファイルを読み込んだときの様子です)。なお文字数カウントは別スレッドで動くため、「計算中...」のあいだも編集作業は可能です。下の動画では6億文字を超えています。
動作速度を考えると100MB/100万行程度までが現実的だと思います。 例えば明暗を120回コピペしたファイルであれば、ウィンドウサイズの変更で二三秒待つ場面があるなどさすがに快適とはいえませんが、まずまずストレスなく編集作業が可能です(※ただしスタイルによっては遅くなります)。通常扱うテキスト文書はせいぜい数万行程度ですのでまったく問題ありません。 文書を書くだけなのにそれほど巨大ファイルに対応するのは無意味じゃないかというご意見もあるかと思いますが、大きなファイルで動作できるようになれば通常サイズのファイルはより快適に動くことになり、長時間の執筆で感じる疲労やストレスを最小限に抑えることができます。結果的に文章の質も上がると思います。 とはいうものの O's Editor3 のコンセプトを考えると2GBを超えるファイルは今後も対応予定はありません。ただ、将来的には折り返し解析をマルチコアで処理できるようにして折り返し解析の速度アップをしたいと考えています。 |
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