その14 |
『In The Light /In The Light Dub』 1977 Horace Andy 『The Keyboard King at Studio One』 2000 Jachie Mittoo |
いつのまにか夏も終わってましたね。おもいっきり季節が飛んでますが、ま、何となくいろいろありまして、御了承のほどを。お詫びついでに、ジャケ写やスペルや年数が間違ってるということあったりしますが、始めたばかりということで、ひとつ暖かい目で見守っていただきたい(笑)
閑話休題。 今年の夏は一度もウチでクーラーを使わず。自分で言うのもナンだけど、これは凄い。 旅から帰ってきたら電気止まってたというのもあったんだけど、そのまま結局クーラーは使わずじまい。コール・ミー・エコロジー・キングと呼んどくれと。何を言ってるんだかよく分からんが。 ちょっと動いただけで汗がふき出てくる熱帯夜の中、レゲエがキくキく。こんなにハマったのも久しぶり。持ってるレゲエものを片っ端から聞いていく。暑さで頭がクラクラしてるから聞こえる音にはエフェクトかかってるし、これぞ天然ダブ。その中で特にキいたとなると、ホレス・アンディの『イン・ザ・ライト/イン・ザ・ライト・ダブ』。ジャケット見ただけでも、あの夜のボーっとした感じが甦ってくる。 ホレス・アンディというと、イギリスのトリップ・ホップ・グループ、マッシヴ・アタックのアルバムで必ずフューチャーされているカン高い声のあの人、といったら分かるかも。ジャマイカのベテラン・シンガー。60年代から活動してるんだから相当に息が長い、最近も新しいアルバム出てたな。 1977年に出た名作アルバムにそのダブ・アルバムをカップリングして再発されたのが、この強力CD。キーボードの故オーガスタス・パブロを中心としたタイトな演奏に、テンション高いハイトーンのヴォーカル。このコンビネーションはクール。後半のダブがまた、トびますトびます(古い)。 ナゴめるものも一枚。2年前に出て話題になった、故ジャッキー・ミットゥのコンピレーション(編集盤)はどうでがしょう。『ザ・キーボード・キング・アット・スタジオ・ワン』ジャマイカの代表的なレコード・レーベルがスタジオ・ワンで、ジャッキーさん(いい名前だ)はタイトル通りのキーボード・マスター、そういう人です。スカーロック・ステディーレゲエと続くジャマイカ音楽に残した業績はキング級なれど、このCDはインスト中心のホンワかムードが最高。ジャケットもグーですね、お試しあれ。 この2枚は残念ながら輸入盤のみですが、定番ものだから大型レコード店なら容易に手に入ると思います。 |
キシタケ(2002.10.27)※執筆は9/26
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