その１８

『Turbo』 1999 UA

UAにうなされて目が覚めた。そう、あのレコード・ジャケットに。ふつう女性アーティストの夢を見たら目覚め爽やかなハズなのだけど。うーむ、彼女は別格だ。 駅のホームから見える向かいのビルに、そのニュー・アルバム『泥棒』の看板が出ていた。まだ買ってない。シングルは良かった、アルバムの曲もラジオで聞いた、買うつもりではいるけど・・・。今朝の夢の感触が甦る。あの看板、はたしてあれは宣伝になっているのだろうかと、ふと思う。 どうもケナしてるみたいな書き方だな。 僕の女性ヴォーカル番付、東の横綱はUAなのだ。ファースト・アルバムが出た頃から、それは変わらない。宇多田(大関)がいくらレコードを売ろうと、元ちとせ(関脇)が海を渡ってこようと、倉木麻衣がいかに可愛いかろうと、横綱UAの牙城は揺るがない。ちなみに西の横綱はアリサ・フランクリンとグラディスナイト。この3横綱、面構えからして違うよね。ケナしてるんじゃないんだって。 前作『TURBO』のジャケットがそもそもねー、何というか、コワイ。内容は最高にヨイです。ジャケットはアップしときます、みなさん判断して下さい。 自分の美意識や表現のし方に徹底的にこだわる人なのだろう、それは分かる。だからこそのあれだけの高いクオリティなのだろうし。そこらへん、難しいトコロだな。ゴチャゴチャ言わずに黙って買えと、いうだけの話しなんやけど。 ジャケットだけで、ここまで心ちりぢりにしてくれるとは、罪な女だ(笑)

キシタケ（2002.11.30）※執筆は10/21

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