その19 |
『Down And Out Blues』 1959 Sonny Boy Williamson |
ちょいとヘビーな日が続いてるよなとヘコんでいたら、5月にコンクールに出したシナリオ、あっさり落ちていた。
キツイ、やはり、なんと言っても、これが、一番、コタえる。年に一、二度は襲ってくる結果なのだけど。ただ単に、きりもみ状態で落下しているだけかもしれない、もしかしたら。 こんな時はサニー・ボーイ・ウイリアムスンUの落ちぶれブルーズを聞こう。 シンガー、ハーピスト(ブルーズの世界ではハーモニカのことをハープと呼んでいる)としてもピカ一の実力者。 彼が歌うブルーズは、どうしようもない悲しみであり、ユーモアであり、ガッツであり、それらは人が生き延びる為のよすがと言っていいかもしれない。そういうことが、年喰ってくるとジワジワと分かりかけてくる。それがいいことなのかどうなのかは、何とも言えんところだけど。 これはシカゴの名門レーベル、チェス/チェッカーで作った彼の代表的アルバム。 しみる ちなみに、ジャケット写真の男はサニー・ボーイじゃないっすよ。本人は山高帽がトレード・マークの伊達男。 へべれけ状態で写っているのは僕です。 |
キシタケ(2002.11.30)※執筆は10/30
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