その28 |
『Speak Your Peace』 2002 Terry Callier |
次の日から連休だからか、その夜の飲み屋は混んでいた。当然といえば当然か。仕事を終えてさっさと帰宅するとどうしてもテレビを見てしまうから、ついつい時間をやりすごしている人もいるような気がする。考えすぎかな?でもヨタ話と深酒が想像力をマヒさせて、精神的な荒廃を押し留めるということも時にはあるのだな(極めて稀だろうけど)
久しぶりに「文文」を見た。「オズ日記」の アザラシと編集長のやりとりを読んで、ふと桜と一郎(古い)のデュエットを思い浮かべた。この路線、案外いいかも。 ヴォリュームを小さくし、アメリカの黒人シンガー・ソングライター、テリー・キャリアーの『スピーク・ユア・ピース』を聞きながら床につく。62才の男の魂のふるえが聞こえる。僕の3月20日はそういうふうだった。 |
キシタケ(2003.3.27)※執筆は3/24
キシタケ音楽四方山噺 Copyright(C) 2003 キシタケ デザイン: おぬま ゆういち 発行: O's Page編集部 |