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アンダーグラウンド（地下工作）について

昔はビビッドなユーザーの反応に負けじと開発に燃えていたものですが、Windowsの圧勝とインターネットの普及でソフト量産の時代を迎え、ユーザーと作者の距離は次第に広がっているような気がします。個人的にもユーザーの増加とサポート負担増を考えると、熱い議論と速攻バグ報告によって実現できた開発と公開の同時進行はもはや古きよき時代の遺物と捉えるべき時がきたようです。以前は「とりあえず作った」という段階でも即公開していましたが、今はある程度バグフィックスが進んだ時点で公開しないと、利用者の大部分を閉める”初心者”に取り返しのつかない損害を与える可能性もあります。パソコン通信全盛時代は通信ができるというだけでユーザーが上中級者であることを想定できましたが、健さんがインターネットする時代では、「最低限の安定」がソフト公開の条件になってしまいました。
　さて、そうなるとソフトを公開する間隔が以前より長くなるわけですが、その間作者はただひたすら自分の世界に閉じこもってキーボードを叩くことになります。このときもっとも厄介なのがモチベーション（動機づけ）です。もともと一人でものを作るのは嫌いなほうではないのですが、やはりときどき他人から誉められたり貶されたりしないと、いったい自分が何をやっているのかわからなくなってしまいます。そこで、現在進行中の開発に関するアイデアノートや雑多なメモなどをこのページにリーク情報として流すことにしました。
　なお、このアンダーグラウンド（地下工作）に関する感想要望はメールでもかまいませんが、なるべく掲示板に書いてくださいますようお願いします。情報はなるべくみんなで共有したほうがモアベターです。

おぬま ゆういち （1999.11.1）

アンダーグラウンド（地下工作） Copyright(C) 1999 おぬま ゆういち デザイン： おぬま ゆういち 発行： O's Page編集部