アンダーグラウンド（地下工作）vol.1

vol.1

おかる６（仮称）メモ

　データフォーマット全面書き直し進行中。下の一覧はすでに実施済み。データフォーマットの解析部分は地味だがおかるの心臓部分なのでまずこの部分をきっちり設計して置かないとあとで痛い目にあう。
　過去移動はファイル単位でないと問題が多そう。データ単位で設定することもできるが、今のところファイルのプロパティとして設定した場合のみ有効とする仕様。データ暗号化についても同様の悩み。データ単位か、ファイル単位か。この問題が搭載が遅れた大きな要因でもある。暗号化はページ単位（ページに鍵をかける）という手もある。
　指定日数移動が大きな変更点。従来わかりにくいとされていた指定日数移動だが、この変更でスムーズに解釈できそうだ。
法事の表示は従来オプション文字を見て判定していたが、これはデータを入力する際に別データとして自動登録したほうがよさそうだ。没年数は自動表示しても支障はないが、法事は四十九日といっても曜日の関係で日を移動することもあるし、「誕生日と命日入力」ダイアログに法事を自動入力する機能をつければ問題ないだろう。仏教以外の場合法事を入力しないようにすることもできる。ところで、神教やキリスト教など他の宗教ではどのような法事（？）があるのだろうか。

■変更点全般
◇スケジュール表示で時間をデータの後に設定できるようにした。
◇スケジュール表示で範囲時間の区切り文字を～から - に変更した。
◇整列機能の改良

■フォーマットに関する変更点
◇背景色の指定コマンド追加
　&b($FFFFFF)
◇予告 &d でアラームを鳴らしたり、ポップアップ表示したり、関連ファイルを起動できるようにした。
　&da(-7)　アラームを鳴らす。
　&dp(-7)　ポップアップ表示する。
　&dr(-7)　関連ファイルを起動する（関連ファイルは &r で指定する）。
　&dapr(-7) 全てのオプションを設定
◇予告 &d で日付の書式を選択できるようにした。書式は以下のように &d に数字を添えて指定する。
　&d1(-7)
　数字と書式は以下のように対応する。
　0=3000日
　1=9ケ月
　2=9年
　3=9年9ヶ月と9日
　4=9年9ヶ月
　5=9年9ヶ月と9日（3000日)
　6=9年9ヶ月（3000日）
　7=9年（3000日）
　前述のアラームなどのオプションと同時指定可能
　&da2(-7)
◇時間単位の予告を可能にした。
　&d(-2:00) 予定時刻の二時間前に予告（相対指定）
　&d(2:00) 予定日の2:00に予告（絶対指定）
◇従来の指定日数移動は「指定回数移動」という概念に変わり、書式も変更した。例えば従来の第７営業日は以下のように変更になる。これは"シフトを七回繰り返す"あるいは"条件に合致する七番目の日付"という解釈。
　★旧 1 &!6(Sa,Su,Hd) 第７営業日
　☆新 1 &!>7(Sa,Su,Hd) 第７営業日
　一方、旧来の指定日数移動は"条件に合致したら指定日数だけ移動する"という本来の意味になる。
　☆新 1 &!6(Sa,Su,Hd) 毎月一日、ただし土日祝日だったら六日後（７日）に移動
　これは以下のように＋符号を付けることも可能で、この方が本来の意味に近い。
　☆新 1 &!+6(Sa,Su,Hd) 毎月一日、ただし土日祝日だったら六日後（７日）に移動
◇没年を表示する場合は 1965^/12/3~2065^/1/1 のように終了年にも ^ を付加する。
◇期間指定で最大３６６日の制限を解除
◇開始年月日の無い期間指定は今年今月今日にしなければならない
　　× ~1998/10/05 １９９８年１０月５日まで（XDay的な使い方）
　　○ */*/*~1998/10/05 １９９８年１０月５日まで（XDay的な使い方）
◇12/31~1/1 は 1/1~12/3 と解釈される。年を跨ぐ予定を指定する場合は 1999/12/31~2000/1/1 とするか 12/31~+1 とする。
◇1999/12/3~ といった終了日の無い日付は従来永久未来までと解釈していたが、これを同年同月同日までと解釈するようにした。したがって、永久未来までとしたい場合は 1999/12/3~>/>/> とする必要がある。
◇オプション文字の期間日数をより正確なものとした。
　%r 期間中の正確な日数（条件などで除外されな日などはカウントしない）
　%u 初日から終了日までの単純な日数計算
　%s 中間日の第ｎ日目を正確にした。
◇いくつかのオプション文字で表示書式を指定できるようにした。例えば %v1 %v2 などのようにオプション文字の後に数字を付けて指定する。
　書式を指定できるオプション文字
　%u 期間年月日数
　%v 没年数
　数字による書式の具体例（&dと同じ）
　0=3000日
　1=9ケ月
2=9年
3=9年9ヶ月と9日
4=9年9ヶ月
5=9年9ヶ月と9日（3000日)
6=9年9ヶ月（3000日）
7=9年（3000日）

おぬまゆういち（1999.11.2）

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