vol.4

苦痛緩和作戦

　おじゅうに郵便番号と住所を相互に変換する機能を付けた。郵便番号が七桁になってからこの機能は住所録ソフトにはなくてはならないものになったといえる。七桁郵便番号のリストは郵便局のホームページで無料公開されている。１0MBを越える巨大なファイルだが、いらないデータを省いたり、データ格納方式を工夫することで五分の一ほどに圧縮した。実行ファイルを含めた最終的な配布ファイルは１MBを少し越える程度におさまりそうだ。
　これでおじゅうに搭載すべき機能でまだ手をつけていないのは、印刷と関連の二つになった。印刷は一覧表を印刷できればよいと考える。項目ぐらいは選択できるようにしなければならないだろうが、項目の幅は文字幅で自動的に決めることにしよう。関連はある人物（や会社など）と別の人物（や会社など）を関連付けるもの。関連付ける際には”関係”を付記して、例えば「勤務先：××会社」などと表示する。一般的な住所録はデータ項目として勤務先を設けるのが一般的だが、勤務先の電話番号やら住所やらやたらと項目が増えてしまうし、別のデータとしてすでに会社が登録してあったり、他にも同じ勤務先の人物がいたりすると、データが重複して無駄だな〜と以前から感じていた。関連させれば、そのような問題は解決する。もちろん勤務先だけでなく、「実家」「長男」「出張先」「店のオーナー」「取引銀行」など応用はさまざまである。分類とあわせておじゅうの目玉になる予定。

おぬま ゆういち （1999.11.4）

アンダーグラウンド（地下工作） Copyright(C) 1999 おぬま ゆういち デザイン： おぬま ゆういち 発行： O's Page編集部