いそのカツオをブッ殺せ! O's Pageバックナンバー月刊文文掲示板前作品次作品

バイトbyバイト

 彼女は言った 全ての仕事は売春よ キリストは言った まず売春婦から天国に入る全ての仕事が売春だとしたら まず売春婦から天国に入るとしたら オナニーさえも愛のお仕事なんだから 僕等は皆 天国 天国 天国

 与えろ求めろ 食いつけ 噛みつけ ボコボコにされてもしがみつけ しがみついたら離れるな 抱きついてきたらすぐさま離れろ 弱ってる奴を見かけてたら助けてやれ そして礼をいわれる前にすぐさま立ち去れ

与えろ求めろ 高校受験を廃止にしろ だって先進諸国の僕等なんだから 競争する必要なんてもうないんだから だって 学力を低下させてるはゆとりの教育ではなく 競争する必要なんてもうないのに 競争させる事しか出来ない高校受験なんだから

 与えろ求めろ 金だけじゃ駄目だと見せてやれ 金だけじゃ駄目だと見せてやれ だって とてもとても高い入院費で 彼の父親は看護婦にイジメられて死んだ とてもとても高い入院費で 彼の母親は看護婦にイジメられて死んだ とてもとても高い入院費でも彼は彼の両親を守れなかった

 彼は泣きながら 白衣の天使を土下座させた 彼は言った 白衣の天使なんて大嘘だでもその病院の体質は変わらなかった オマワリの天下りが牛耳ってる だから病院の体質は変わらない 彼は警察に行って言った あの病院は殺人病院だぞ でも警察は動かなかった オマワリの天下りが牛耳ってる だから警察は動かない

 オマワリの天下りは殺人者だ 殺される前に殺すしかないのか? オマワリの天下りは殺人者だ 殺される前に殺すしかないのか?

 殺してしまった彼女は 疲れてた 人間だから 疲れてた 疲れてた彼女は 毎日毎日ボケ老人にウンコ投げつけられたらそりゃ殺したくもなる 彼女は疲れてた 彼女は疲れてた ありがとうございましたー とレシートを渡すべきところを 洗いものお願いしまーすとレシートを渡した 彼女は疲れてた 彼女は疲れてた お大事にーと言いながら血液の代わりに 牛乳を点滴した 彼女は疲れてた 彼女は疲れてた

 彼女は もう辞めようと思ってた 彼女は もう辞めようと思ってた そしてその朝半身マヒの患者が 彼女に 挨拶した 震えながら お おは おは おはよう ご ごご ございます 彼女は泣きだした そしてそのまま涙がとまらなくなり 鬱病と診断され 強制入院させられた

 彼女は疲れてた 彼女は疲れてた 誰か彼女に微笑みを 誰か彼女に微笑みを 笑顔を 笑顔を 一発ギャグを ペプシマンみたいに現れて くだらないジョークを 与え給え だって

 医療ミスの100%は大病院で起こってる 時間がないから だって 大病院は二時間待ちの一分治療 そんなの不可能 一人の看護婦が十人もの患者を看護する そんなの不可能 でも

 小病院では医療ミスは起こってない 時間があるから だって 小病院では一分待ちの二時間治療 医療ミス0%の 悠 々 遊 十人もの看護婦が一人の患者を看護する 医療ミス0%の 悠 々 遊 それはまるで 彼女の 彼女の 笑顔

 それなのに 二宮小児小病院は 潰された 大病院では治らなかった子供達が入院してたのに 潰された 大病院の入院費が高過ぎて 入院出来なかった子供達が入院してたのに 潰された 入院費がタダただから 潰された 赤字だから 潰された 統廃合というの名の悪法で 潰された 金の為だけに 金の為だけに 潰された 子供達はどこに行けばいい? もういないのか?

 潰された二宮小児小病院の院長はオマワリの天下りだったから 僕の取材を断った オマワリの天下りだったから 日テレの取材も断った オマワリの天下りだったから フジテレビの取材も断った オマワリの天下りだったから

 オマワリの天下りは殺人者だ 殺される前に殺すしかないのか? おい そこの天下り 殺される前に失せろ これは脅しだぞ 殺される前に失せろ 殺される前に失せろ 殺される前に失せろ

 疲れてくると殺したくなる だって 時間がないと疲れる そうさ 僕等に必要なのは時間だ そうさ 時間を造るには

 ひっくり返せ ひっくり返せ 今行われている統廃合を ひっくり返せ 小病院を潰して大病院を残すのではなく 大病院を潰して小病院を増やせ ひっくり返せ ひっくり返せ 今行われている統廃合を ひっくり返せ ソフトあってのハードだ ハードを潰してソフトを増やせ ひっくり返せ ひっくり返せ 今行われている統廃合をひっくり返せだって

 僕等に必要なのは 悠 々 遊 僕等に必要なのは マジになるべき遊びの叫びの 悠 々 遊 そうさ 悠々遊を作るには

 分けろ分けろ 仕事を分けろ 見舞いの受け付けなんか女子高生で十分だ 分けろ分けろ 仕事を分けろ ベットのシーツなんか看護婦免許がなくても代えられる 分けろ分けろ 仕事を分けろ 老人の話し相手なんて それこそ毎日分けろ だって老人は同じ話を繰り返すんだから 分けろ分けろ 仕事を分けろ

 でも 分けると 給料の頭金が減る だからまず 政治家の七割をリストラしろ そして 税金を下げろ それから それから 一つの仕事を十人で分けろ でも もちろん政治家は馬鹿だからその逆の順番でヤッてますます僕等の足を引っ張るだろうけど だって

 税金を上げて不景気になった だって 歳入が増えると歳出も増えるのが日本の政治だって 西洋の真似して税金を上げるなんて 裏目 だって バブル一つとっても成り上がり方が違う それなのに 税金という名の仕送りを上げるところだけ真似するなんて裏目 だって

 西洋に追いつき追い越せという時代はもう終わってる だって 西洋と日本では不景気の原因が違う だって 西洋の不景気の原因は経済力の無さ でも 日本の不景気の原因は 経済ではなく 政治 でも 政治のせいなんていうと馬鹿みたいだろ? だって

僕等は捨てた バブルの時に 政治を 捨てた 政治なんかいらない 経済さえしっかりしてれば 政治なんかいらない と政治を 捨てた それは 真実 だけど 早過ぎた だって 日本の政治は日本経済の足を引っ張る為だけに存在している だって

 西洋の政治家は行政改革という名のアルバイトを散々ヤッた それでも駄目だから 税金という名の仕送りを上げろと言った それにひきかえ 日本の政治家は

 日本の政治家は 脛齧り息子だ 日本の政治家は 国民という名の親の脛を齧り続けている脛齧り息子の糞だ だって

 アルゼンチン辺りならもう倒れてる 発泡酒なんてものを造る日本の経済力の素晴らしさ それなのに それなのに その発泡酒の税金まで上げようとするんだから やめてくれ やめてくれ もう僕等の脛を齧るのはやめろ だって

 酒税と煙草税だけで国を運営している能無し脛齧り息子 だって 税金を増やしてますます不景気にしやがる能無し脛齧り息子 だって 統廃合さえも裏目に出てる裏目王の脛齧り息子 糞ったれ

 僕等の足を引っ張るのはやめろ 僕等は僕等で変わるんだ 僕等の足を引っ張るのはやめろ 僕等は僕等で変わるんだ

 僕等を変えさせまいとして僕等を殺していくオマワリの天下り 僕等を変えさせまいとして僕等を殺していくオマワリの天下り 僕等を変えさせまいとして僕等を殺していくオマワリの天下り

 やる事なす事裏目に出る政治家 やる事なす事裏目に出る政治家

 言いたい事はただ一つ 失せろ

 与えろ求めろ オマワリの天下りの下でもやってやれ だって 職員を総取っ替えしても 一人でも残ってたら そいつが先輩面して牛耳って 悪習を継承させる 悪習を継承させる

 でも一人でも変わったら でも一人でも変わったら 仏陀もキリストもたった一人だった 仏陀もキリストもたった一人だった いつでも どこでも いつまでも 一人から始まるんだ

 与えろ求めろ 天下り 政治家 奴らに有るのは 金と 糞以下の魂 奴らの魂をフッ飛ばせ 奴らの魂をフッ飛ばせ 奴らの魂をフッ飛ばせ

 与えろ求めろ 百キロ進めと言われたら 百億キロ進んでやれ 彼女の青春を分けろ彼の青春を分けろ 老人の青春を分けろ 青春の青春を分けろ 奴らに有るのは 金と糞以下の魂 僕等に有るのは 愛と 時間

 与えろ求めろ カチカチ山の狸さんみたいに全力疾走してみても ゴールはもう通り過ぎてる you 何でもかんでもNO1でなきゃ気がすまないアメリカとは違う you key 経済大国になって威張りたいという国とも違う 雪 雪 you ただ単に日本的スノビズムで真面目に働いてたら経済大国になっちゃっただけ u for だって経済大国になって何をしたいという訳でもなかったのは バブルの時にもう証明されちゃってる 遊 マジになるべき遊びの叫びの 悠 々 遊 そうさ 何を買うべきか? 十フィートフィルム 十フィートフィルム それに裸足のゲンをインド語とパキスタン語に訳してインドとパキスタンに送りつけるとか 時間と 愛 時間と 愛 時間と 愛 そうさ それは 僕等だ

 与えろ求めろ 神の青春を分けろ 神の青春を分けろ 神の青春を分けろ そして そうさ そのあとに残るのは 永遠と 愛の 時間

 そしてその永遠の中で力を蓄え また

 与えろ求めろ 愛の為だけに働いてるんだと見せてやれ 食いつけ 噛みつけ ボコボコにされてもしがみつけ しがみついたら離れるな 抱きついてきたらすぐさま離れろ弱ってる奴を見かけてたら助けてやれ そして礼をいわれる前にすぐさま立ち去れ

 与えろ求めろ 愛の為だけに 愛の為だけに 愛の為だけに 天国 愛の為だけに 愛の為だけに 愛の為だけに 天国 愛の為だけに 愛の為だけに 愛の為だけに

それはまるで

 バミューダトライアングルに於ける金字塔的灯火に何度でも何度でも飛び込みたがる夏の夢詩とは続けて通過したがる夜明け前に来る少女特有の安堵の疼き

 

矢萩純一(2003.12.18)


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題字: 矢萩純一
デザイン: おぬま ゆういち
発行: O's Page編集部