O's Addressは住所録ソフト(Windows7/Vista/XP向け)です。
住所録はデータ入力との戦いです。パソコンがどんなに高性能になっても、データを一つ一つ入力する手間だけは変わりません。住所録はこの退屈で我慢のならない作業をいかに軽減するかが勝負です。郵便番号から住所を自動入力したり、名前を入力するとふりがなも自動的に入力する機能もこの"データ入力簡略化戦争"の産物といえるでしょう。O's Addressもこれらの機能を有していますが、それでもデータ入力の手間が完全に解消されたわけではありません。名前のよみや住所の一部分を入力する手間が省けたとしても、名前や郵便番号はやはり手で打ち込まなければならないのです。自動入力には限界があります。さて……おぬまは考えました。どうせ入力するという作業は避けられない。ならば入力するまでの障害をできる限り取り除こう。 まず画面はできる限りシンプルでわかりやすいものにする。市販住所録ソフトは入力できる項目を数多く備えているため、見ただけで「こんなに入力しなければならないのか……」とうんざりしてしまう。だから入力する項目は必要最小限にとどめる。 新しい人物情報を登録するときは名前とよみだけ入力すればよいことにしよう。はじめからすべての情報を入力する必要はない。気が向いたときに、電話番号、住所……と少しずつ入力していけばよいのだ。 たとえ閲覧中でも、思いついたらすぐにデータを修正できるようにしよう。ものぐさな人はたとえワンクリックでも必要とする作業は敬遠してしまう。「××さんの電話番号が変わった」→「住所録の電話番号を書き換える」 この二つの距離を少しでも短くしよう。入力する気力があるときに、すぐに入力できる環境を整えておく。そうすればデータ入力の労力がほんのちょっぴり軽減されます。この"ちょっぴり"が、データ入力をサボらずに継続させるための重要なポイントといえます。 宛名印刷では豊富な郵便物フォーマットをとり揃えています。官製はがきや年賀状、往復はがき、さらには封筒への印刷フォーマットも標準で備わっています。もちろん、宛名だけでなく、差出人の印刷も可能です。また、差出人の郵便番号が印刷可能範囲からはみ出している場合(エプソン旧型機など)に備えて、差出人の郵便番号を上部に印刷するフォーマットもあらかじめ用意されています。これらすべてのフォーマットをプレビューで確認しながら印刷することができます。プレビュー画面は細部にまでこだわったクオリティーの高いものです。官製はがきと年賀状で切手部分の位置が微妙に異なっているところに、作者の執念が感じられます。 さて、O's Addressの宛名印刷の特徴はフォーマットの数だけではありません。住所や名前のフォントサイズ自動調整、住所の自動桁折り、番地の漢数字自動変換など、市販ソフト顔負けのさまざまな工夫がこらされています。住所の自動桁折りでは、番地やマンション名など区切りのよいところを自動判別して桁折するという念の入れようです。 当然のことながら、郵便番号は郵便番号枠にぴったり収まるように印刷されます。作者自ら定規を駆使し、七つの郵便枠それぞれの位置を0.1ミリ単位で計測&調整しました。 これらの郵便物フォーマットはユーザー自身でカスタマイズすることもできます。会社独自の封筒など設定しておけば便利でしょう。あなたも0.1ミリの誤差にこだわってみましょう。 |
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これまで住所録で人物情報を分類するときは、一人の人物を一つの分類項目だけに対応させることしかできませんでした。しかし現実的には、ある人物を一つの項目だけに分類することができない場合が多く存在します。例えば、親戚でありながら仕事の同僚でもある場合、同級生でありながら会社の上司でもある場合など……。O's Address では一人の人物(団体)を複数の分類項目に該当させることができます。ですから、分類項目が重複するときに、どちらに分類するか悩む必要がありません。 O's Address はインターフェースをシンプルにするため、あえて入力項目を必要最小限にとどめました。そのため、「勤務先」や「実家」といった項目がありません。しかし、関連機能を使うことによって、見た目のシンプルさを維持しながらその人物が所属する団体や関係者を効率よく入力することができるようになっています。例えば勤務先として会社名を登録しておけば、会社名をダブルクリックするだけでその会社のデータを表示することができます。こうすることによって会社に所属する人物が多数存在する場合でも、会社のデータは一つだけでよいのでたいへん効率的です。また、関連先との関係は特に決められたものではありません。「子会社」「仕入先」「親」「恋人」「不倫相手」など自由に設定することができます。 シームレスに表示される宛名印刷プレビュー画面……それは、単に印刷の事前確認だけではありません。はがきの裏や、表の下半分などに直接本文を書き込むことができるのです。実はこのプレビュー画面、実態はWYSIWYGエディタとして鍛えられたO's Editor2そのものなのです。O's Editor2とO's Addressが合体して、前代未聞の機能が生まれました。 CSVファイルによるインポート、エクスポート機能を備えているので、他の住所録ソフトのデータを取り込んだり、逆にO's Addressのデータを他のソフトに流用することが簡単に行えます。インポートファイルの1行目に項目名が含まれていれば、自動的に項目の割当が行われるので楽ちんです。特に下記ソフトについては一発で項目割当が行われるように最適化済みです。 ・はがき作家 ・筆まめBB ・筆自慢2005 ・筆王2005 ・はがきスタジオ インポートの詳細はこちら。 |
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