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キシタケ音楽四方山噺
 その5

『Zombie』
『Zombie』
1977
FELA and AFRIKA70



『Fight To Win』
『Fight To Win』
2001
FEMI KUTI
 さようならアルゼンチン、ナイジェリア、フランス、ウルグアイ、南アフリカ、その他の国の方々。もうちょい、ゆっくりしてけよカメルーン。

  アルゼンチン敗退では、何人かの友人から嘆きのメールや電話を貰った。誰でもいいから、胸中の憤りを伝えたかったんだろうな。優勝候補の筆頭だったし、初戦は凄かったもんね。僕も、ピアソラ(アルゼンチン・タンゴ)の紹介は下旬でいいよなと思ってた。完全に期を逸してしまいました。そう南アフリカも、いいチームだったし好きなレコードあるんだよな。残念、またの機会に。ただ、ナイジェリアは落ちると思てました。サッカー三昧で、アップが遅れてしまいました。

 惜別の思いを込めて、フェラ・アニクラポ・クティの代表作『ゾンビー』 。フェラ・クティ、70年代に現れたアフリカ最初の世界的ポップ・スターという紹介が、一番分かりやすいか。一般的な知名度は比較にならないけど、信奉者や影響力はジャマイカのボブ・マーリーに比肩すると思う。 よく、アメリカの黒人音楽やアフリカの音楽に対して「同じメロディやリズムを繰り返してるだけやん」と言うヒトがいるけど(若い連中にはサスガに少ないが)、 フェラが創りだしたアフロ・ビートというスタイルなんか、その最たるモノ(笑) 。LP(当時の)片面に1曲、20分台の曲が計2曲というんだから。ワン・コード、同じメロディ、リズム(本当は同じじゃないんだけど)が延々と。乗れない人は御免なさい。少しでも興味のある人、アフリカ人サポーターのパフォーマンスに引き付けられた人、体験して損なし。乗った時の高揚感ときたら、タマらんとです。

 1997年にフェラが亡くなった後も、息子のフェミ・クティがアフロ・ビートを継承して、去年『ファイト・トゥ・ウィン』という傑作をモノにしている。こちらの方が、曲をアップ・デイトに凝縮させて聞きやすいかも。 遥かなりアフリカ。暑いだけかもしれないけど。
 

キシタケ(2002.6.23)※執筆は6/14

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デザイン: おぬま ゆういち
発行: O's Page編集部