その10 |
『LIVRO』 1997 Caetano Velosollo |
コーリア・ジャパァン・ワールド・カップ! 終わった、なにもかも終わってしまいました。 そんなバカなぁ、永遠に続いてくれぇ(無理) で、アンコールはナシ? ガッデーム 当たり前だけど、時差のない大会だったから9割方の試合をリアル・タイムで見られた。もうこんな事はできんやろなぁぁ。(海よりも深い溜息) だからだろうか、敗者の記憶が鮮明に残る。31チームが敗れ去ったんだから当然なんだけど。優勝したブラジルだって、完全な勝者であり続けることはできない。勝ち続けて、得るものが大きくなればなる程、一瞬で全てを失ってどん底に沈む可能性もまた高くなる。大会の幕引きを鮮やかにとり行ったのが、4年前にその現実に直面した男だったというのは、いくらなんでもできすぎだ。 さて、フィナーレに相応しいアルバムは、ブラジル音楽の至宝カエターノ・ヴェローゾ、1997年の傑作『リーヴロ』。 未来永劫語り継がれる音楽の楽園。 おかしな髪形と左膝の天使に乾杯。 それでは皆様、また4年後にお会いしましょう。 ブラジウ万歳 |
キシタケ(2002.10.8)※執筆は7/15
キシタケ音楽四方山噺 Copyright(C) 2002 キシタケ デザイン: おぬま ゆういち 発行: O's Page編集部 |