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キシタケ音楽四方山噺
 その45

『My Generation』
『My Generation』
1965
The Who



『Then And Now』
『Then And Now』
2004
The Who
ザ・フーがやってくる
それだけでもう言葉はいらない
(その八で紹介してます)
あえて付け加えるならば
『行くしかない』

最近のライヴでは
「Who Are You」をしょっぱな演ってたりしている。
自嘲的なオープニングだよ、しかし。
「お前ら、何もん?」

確かにオリジナル・メンバー4人のうち、残っているのは今や2人。
この曲自体、ロンドン・パンク全盛期(70年代半ば)
パブで偶然会ったジョニ−・ロットン(セックス・ピストルズ)に、
ピート・タウンゼンドが話しかけた時
返された言葉から作られたと言われている。

化石と化した恐竜? 年寄りの冷や水? 単なる金もうけ?
そもそも、あんたらって、なにもの?

へっ、ピートとロジャーが生き残ってんだぜ、
Whoだよ何言ってんだい、
Whoに決まってんじゃん。

40年たっても彼らの名前が何故消えてなくならないのか、
それをついに目の当たりにすることができる。

取り上げたアルバムは、
傑作デビュー・アルバム『マイ・ジェネレーション』と
15年振りの新曲が入ったベスト盤。
ストーンズあたりと比べるまでもなく、
レコーディング・アーティストとしての現役感はつらいものがある。
でも新曲はなかなかいいです(贔屓の引き倒し?)。

ふ、言葉はいらないとか言いつつ、こんなに書いてしまいました。
もう書かない。

ジャンプしてくれ、ピート!
 

キシタケ(2004.7.13)

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デザイン: おぬま ゆういち
発行: O's Page編集部