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キシタケ音楽四方山噺
 その49

『At Channel One』
『At Channel One』
2004
Wailing Souls



『Wild Suspense』
『Wild Suspense』
1979
Wailing Souls



『Dreader Dread 1976-78』
『Dreader Dread 1976-78』
1998
Johnny Clarke



『Bush Doctor』
『Bush Doctor』
1978
Peter Tosh



『Art And Life』
『Art And Life』
2000
Beenie Man
終わってみれば・・・・・・・・か、そういう枕で試合を報じた記事がやけに多かったな。
10月13日、ワールドカップ・アジア一次予選の天王山と言われたオマーン×日本戦。
結果は0対1、至極順当、実力通り日本が一次予選突破。
終わってみれば、あのスポーツ・メディアを中心とした悲観的論調はなんだったんだと、「夕刊フジ」みたいなあのイヤーな煽りは一体(中継したTV局の陰謀?)
ベテランのライターほど悲観的な観方をしているとか書きゃーがって、今思い出しても最高ムカつく。
乗せられるこっちも悪いんだけどさ。

当日は朝からソワソワ、日が暮れた時点で緊張ははやピーク(なるなよ)。
『24・セカンド』を見て時間をやり過ごすも、2時間前になるととてもじゃないけど見てられなくなる。
時差があるから開始時間が11時台なんだこれがまた。
やっぱスポーツ・パブに行くべきか、混んでるだろうから気もまぎれるし。
いや待て、たかがこんな当たり前に勝てる試合に息抜きを考えてどうする。
違うだろう、そういう試合だからこそビール飲んで談笑する余裕な態度すべきなんだよ。
馬鹿野郎、オマーンを侮るな ! しかもアウェーやど、アラーの神もついとるんや、2-0だと早々予選落ちなんやで、気ぃ引き締めて念を送らんかい。正座や正座。

僕の中の様々な人格が悲鳴を上げて叫び出す。

いや待て、冷静になろう。リラックスだ、レゲエを聞こう。
「ウェイリング・ソウルズ」(泣き叫ぶ魂)
発泡酒のCMで急に名前が知られるようになったのは妙な感じだけど、ジャマイカの名ヴォーカル・グループの一つなのは間違いない。
とくにこの2枚(どちらも彼らの全盛期、70年代後半に録音されたもの)は文句なしの名盤。
スライ&ロビーのリズム隊を核とするバック・バンド「レヴォリューショナリーズ」が叩き出すビシバシくるビート、それに対峙するリード・ヴォーカルと絶妙に絡む流麗なコーラス。
ふー、気分が落ち着いてきた。スピリチュアル・ミュージックって言葉はレゲエが一番しっくりくる気がする。
そういえばフランス・ワールドカップではジャマイカと対戦したな。中田のあのアーリー・クロス、中山の執念の初得点、結局負けたけど。
日韓ワールドカップの時はジャマイカ・・・・・出てなかった・・・・。
予選落ちだった。
「予選落ち」「2対0で惨敗」「一次予選で日本姿消す」「ドイツ行けない」「川渕キャプテン失踪」

また気分が悪くなってきた、頭痛が、胃がムカムカする。

いや待て、冷静になろう。そうだ我々には「中澤」がいる !
あのドレッドの大男、ボンバー・ヘッド中澤が失点など許すはずがなかろう。
かかってこいオマーン !

・・・・・・というような精神的葛藤(ハラハラ、ドキドキ、ワクワク)も、試合が始まって10分、20分も過ぎた頃には影も形も無くなっていた。
多分オマーンのマチャラ監督の指示は、試合開始から猛攻をかけて先制点をもぎ取れというものだったのだろう。
それを難なくいなした時点で勝負あり。
そしてやはり中澤、夏のアジアカップのあたりから何か(ボブ・マーリィーのような)後光が差している感じします。
彫刻刀で彫ったような鋭角的な面構え、一流のレゲエ・ミュージシャンと並んでも遜色無い存在感を放っていると思う。
来年は最終予選、タフなゲームが続くだろうけど一つ頼んます。

ついでに、ネガティヴな記事を書き散らしたスポーツ・ライターどもにボンバー・ヘッドの制裁を加えて貰いたいんだけど、無理かな(いいヤツらしい)やっぱ。

リスペクト中澤ということで
ドレッドなジャケを何点か、どれも一聴の価値ありです。

さぁ次はナビスコ杯の決勝、かかってこおいレッズ。
 

キシタケ(2004.10.25)

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発行: O's Page編集部