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キシタケ音楽四方山噺
 その53

『Summertime』
1991
DJ.Jazzy Jeff & The Fresh Prince



『Songbook,Vol.1』
『Greatest Hits』
1998
DJ.Jazzy Jeff & The Fresh Prince
「・・・・・それにつけても暑すぎる」
というタールマンからのメールで、今が夏の真っ最中なのに気づいた。
窓の外を見る、・・・・・いつの間に8月になったんだ。
コミックの『俺と悪魔のブルーズ』にもそんなシーンがあったな。
なんというか、今年前半は人生の液状化現象とでもいうべきものにズブズブとハマりこんでいた。
時が止まってしまったような感覚がずっと続いていたから、いまだに4月くらいの感じ。
4月にしちゃ暑い。
気を取り直して夏の曲を聴こう、ヴェルヴェッツやルー・リードばっかし聴いてちやいかん。
DJ.ジャジー・ジェフ&フレッシュ・プリンス『サマータイム』
そのまんま

ファンク・バンドだったクール&ザ・ギャングの名曲『サマー・マッドネス』をサンプリングした1991年のヒット。
夏がくれば思い出す的にこの時期になるといつも聴いていたけど、もう14年前か・・・・・。
典型的なパーティ・ラップ・チューン。
ラッパーのフレッシュ・プリンスは、今や映画俳優としての方がしられているウイル・スミス氏のこと。
高校生の時に、知り合いだったジェフリー・タウンズに誘われてこの芸名でコンビを組み初っ端からヒットを連発、コンビ解消後は『バッド・ボーイズ』(1995)『インディペンデンス・デイ』(1996)『メン・イン・ブラック』(1997)と立て続けにヒット作に出演、ラッパーとしてもウイル・スミスとしてソロでアルバムを出しつづけている。
人気ラッパー→銀幕デビューって今やアメリカ芸能界の定番コースだけど(何ゆえラッパーは役者になりたがる?)、この人気ぶりを凌駕する人は当分でてこないだろう。
相方だったジャジー・ジェフ氏も、地元のフィラデルフィアで音楽プロデューサー虎の穴のような養成所「ア・タッチ・オブ・ジャズ・プロダクションズ」を主催して有望な新人プロデューサーを何人も輩出している。
2人が活躍してた頃(80年代後半〜90年代前半)はポップ・ラップ、パーティ・ラップばっかり出してたんで軽く見られていたけど、相当に有能な連中だったということですか。

ま、なんにしろ、これはクラシック、良い曲です。
木の下の木陰で寝そべって側に置いたラジカセで聴いている感じ。
ついついリピートして浸ってしまうな。
そういえば『最後の恋のはじめ方』見てないなぁとか、
ウイル・スミスってこの頃から全然イメージ変わってないなぁ
などなどボケーっと思い浮かべながら・・・・・。
いけね、もう夕方だ。
 

キシタケ(2005.8.2)

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