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ここではO's Editor2で行う、文字の入力や修正作業についての操作方法を説明します。
文字の挿入や削除などの操作はすべて、点滅するカーソルの位置に対して行われます。カーソルは、カーソルキーなどのキー操作か、マウスの左クリックによって移動します。キー操作によるカーソル移動は、一文字単位の移動のほか、単語単位で移動したり、行頭行末、文頭文末などに一発で移動させることもできます。キー操作の詳細はキー操作一覧をご覧ください。
スタイルの[非点滅カーソル]や[カーソルを大きくする]を設定することで、カーソルを色付きの非点滅カーソルにしたり、カーソルのサイズを大きくすることもできます。 |
スクロールバーをスライドさせると、カーソルではなく文章そのものが上下にスクロールします。スクロール時、カーソルの位置は同じ位置にとどまるようになっています。
カーソルを上や下に押しつづけると、画面がスクロールし、なおも押しつづけているとスクロールスピードはどんどん加速します。
メニューの[検索]-[移動]にはいろいろなカーソル移動方法があります。文頭や文末に一足飛びにジャンプしたり、前頁や次頁といったページ単位の移動方法もあります。また、行番号やページ番号を指定して移動もできます。[直前の編集位置]では、最後に編集した部分に戻ることができます。マウス頁移動モードを有効にすると、マウスの左クリックで前頁、右クリックで次頁に移動するようになります。閲覧専用の読書スタイルなどで便利な機能です。
入力したい位置にカーソルを移動させ、キーボードを使って文字を入力します。選択した状態で文字を入力すると、選択した部分と入力した文字が置き換えられます。
日本語を入力する場合は、IME(Microsoft IME2002やATOK16など)を起動して入力します。O's Editor2を起動すると同時にIMEを起動させるには、スタイルのプロパティの[IME制御]で[ON]を選択します。
デフォルトでは[挿入モード]になっていますが、キーを押すことによって[上書きモード]に切り替えることができます。上書きモードでは、桁をあわせて上書きします。例えば、"タブ" に "タブ" を上書きすると、桁が一つ足りなくなるので、半角空白を一つ補います。現在のモードが挿入か上書きかを見分けるにはステータスアイコンをチェックしてください。
基本的なカット&ペーストのほか、整形や置換などは、文書の特定の範囲を選択して実行することが可能です。選択にはさまざまな方法があります。もっとも簡単な方法は、マウスを使って選択する方法です。マウスの左ボタンを押しながらドラッグすればOKです。このときマウスカーソルを画面上下の外に出せば、画面は自動的にスクロールして広い範囲を選択することができます。単純なドラッグ以外にも、文字をダブルクリックしてその位置の単語を選択したり、行番号クリックで行単位選択、行番号ダブルクリックで段落選択もできます。
キー操作で選択するには、カーソルを選択したい部分の先頭位置に置いてから、キーを押しながらカーソル移動させます。キー操作の詳細はこちらをご覧ください。
メインメニューの[編集]-[選択]で、その時点でのカーソル位置を基準とした特定の範囲を選択(単語選択、行選択など)することもできます。文章全体を選択するには、メニューの他に+でも可能です。
メインメニュー[編集]-[選択]
右クリックメニュー[選択]
ショートカットキー+(全文選択)
キーを押しながら、マウスでドラッグしたりカーソルキーを移動すると箱型選択することができます。ただし、箱型選択で切り取りやコピー、貼り付けはできますが、箱型選択の領域で置換はできません。
選択していない状態では、キーでカーソルの右側の文字を一文字削除し、でカーソルの左側の文字を一文字削除します。選択した状態でキーを押すと、選択した部分を削除します。
選択した状態で実行すると、選択した部分を削除し、削除した文字をクリップボードにコピーします。クリップボードとは、Windowsのソフトが他のソフトと共有できるデータの一時保管場所です。
メインメニュー[編集]-[切り取り]
ツールバー
ショートカットキー+
選択した状態で実行すると、選択文字をクリップボードにコピーします。コピーした文字は、別の場所に貼り付けることができるのは当然ですが、O's Editor2以外の大部分のソフトのテキスト編集部分に貼り付けることもできます。
メインメニュー[編集]-[コピー]
ツールバー
ショートカットキー+
文字をコピーした状態で実行すると、カーソル位置にコピーした文字を挿入します。O's Editor2以外の大部分のソフトのテキスト編集部分でコピーした文字も、O's Editor で開いたテキストに貼り付けることができます。
メインメニュー[編集]-[貼り付け]
ツールバー
ショートカットキー+
貼り付ける際、行頭に > などの文字を付加します。メールなどで相手の文章を引用する場合に使用します。> などの引用文字はスタイルの[引用記号]で変更することができます。
メインメニュー[編集]-[引用貼り付け]
直前に行った編集作業をキャンセルし、一つ前の状態に戻します。[元に戻す]を繰り返すと、ファイルを開いた時点まで戻ることができます。
メインメニュー[編集]-[元に戻す]
ツールバー
ショートカットキー+
[元に戻す]で戻した編集作業をもう一度実行します。
メインメニュー[編集]-[やり直し]
右クリックメニュー[やり直し]
漢字にふりがな(ルビ)をふるには、漢字を選択してからこの機能を実行してください。ダイアログが表示されるので、ふりがなを入力して[OK]ボタンをクリックすればふりがながふられます。ただし、標準スタイルでは《ふりがな》のように漢字の後ろに括弧付きで表示されるだけです。これはスタイルの設定で[ふりがな]にチェックが入っているかどうかの違いからくるものです。ふりがなを表示させるには、ふりがなが有効になっているスタイルに切り替えるか、ふりがなを有効にしてください。ふりがなのフォントサイズなどもスタイルのプロパティで変更することができます。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[ふりがな]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[ふりがな]
ショートカットキー+
傍点・傍線をふりたい部分を選択してからメニューの[編集]-[挿入]-[傍点・傍線]以下にある各種傍点から選択してください。ただし、標準スタイルでは[#「文字」に傍点]のように表示されるだけです。これはスタイルの設定で[傍点・傍線]の表示が有効になっているかどうかの違いからくるものです。傍点・傍線を表示させるには、傍点・傍線が有効になっているスタイルに切り替えるか、スタイルの設定で傍点・傍線を有効にしてください。傍点・傍線には以下の種類があります。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[傍点・傍線]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[傍点・傍線]
脚注とは本来巻末に注意書を記すものですが、O's Editor2では脚注を本文を表示したまま簡単に参照することができるようにしてあります。脚注を挿入するには、挿入したい場所にカーソルを移動し、メニューから実行してください。ダイアログが表示されたら脚注文を入力して[OK]ボタンをクリックすれば完了です。
脚注を挿入した部分には*マークが表示されます。ここにカーソルを合わせれば、脚注文がポップアップ表示されるようになっています。脚注もふりがな同様、スタイルの設定[脚注文]が有効になっているかどうかで表示方法が異なります。脚注の表示チェックが外れている場合(標準スタイルなど)は、脚注は[#脚注文]のように[#...]に囲まれた文として本文の中に挿入された状態で表示されます。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[脚注]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[脚注]
ショートカットキー+
ふりがな、傍点・傍線、脚注の書式は青空文庫形式に準拠したものです。ふりがな入力ダイアログを使わずに、キーボードで直接書式を入力することもできます。 |
本日の日付や現在時刻を様々な形式から選択して入力することができます。選択入力した形式は次回ではメニューの先頭に移動するようになっているので、よく使うものが自動的に上位に配置されます。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[日時]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[日時]
ショートカットキー+
様々な括弧から選んで入力します。括弧が入力されたあと、カーソルは括弧の真ん中の位置に自動的に移動します。選択入力した形式は次回ではメニューの先頭に移動するようになっているので、よく使うものが自動的に上位に配置されます。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[括弧]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[括弧]
ショートカットキー+
様々な区切り線から選んで入力します。区切り線は現在の桁数いっぱいに引かれます。選択入力した形式は次回ではメニューの先頭に移動するようになっているので、よく使うものが自動的に上位に配置されます。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[区切り線]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[区切り線]
ショートカットキー+
あらかじめよく使う文例を登録しておき、メニューから素早く選択入力できる機能です。選択入力した形式は次回ではメニューの先頭に移動するようになっているので、よく使うものが自動的に上位に配置されます。定型文を登録するには、登録したい文を選択してから[定型文の登録]を実行します。また、カスタマイズダイアログでも定型文の登録編集が可能です。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[定型文]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[定型文]
メインメニュー[編集]-[挿入]-[定型文の登録]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[定型文の登録]
ショートカットキー+
日時、括弧、区切り線、定型文はカスタマイズダイアログで自由に設定することができます。 |
シナリオで使用する柱記号を入力する機能です。柱記号を入力すると同時に、前後の空行を自動調整します。入力後は柱記号の直後にカーソルが移動します。
メインメニュー[編集]-[挿入]-[シナリオの柱]
右クリックメニュー[編集]-[挿入]-[シナリオの柱]
カーソルのある行、または選択した複数の行を左寄せ・中央寄せ・右寄せ整形します。右寄せ・中央寄せでは行頭に必要な数の半角空白が挿入されます。
メインメニュー[編集]-[整形]-[左寄せ]/[中央寄せ]/[右寄せ]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[左寄せ]/[中央寄せ]/[右寄せ]
選択した部分の行末に改行を挿入します。整形の際には、禁則処理やインデントも反映され、表示したとおりに整形されます。整形したい部分を選択してから実行してください。
メインメニュー[編集]-[整形]-[現在の桁数で整形]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[現在の桁数で整形]
ショートカットキー+
現在の桁数ではなく、桁数を指定して整形します。整形したい部分を選択してから実行すると、桁数を入力するダイアログが表示されるので、数値を入力して[OK]ボタンを押してください。
メインメニュー[編集]-[整形]-[指定桁数で整形]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[指定桁数で整形]
選択した複数の行の改行をすべて削除し、一つの行に連結します。連結したい部分を選択してから実行してください。
メインメニュー[編集]-[整形]-[連結]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[連結]
ショートカットキー+
O's Editor2のシナリオの書式に則って書いていない文書を、O's Editor2シナリオ書式に一発で修正する機能……のはずですが、なにせどのような書式で書いてあるか予想もつかないので、あくまで試験的な機能です。うまくいかない場合は手作業で修正してください。シナリオ整形では、具体的には以下のような作業を行います。
メインメニュー[編集]-[整形]-[シナリオ整形]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[シナリオ整形]
選択領域を現在の桁数で整形してからコピーします。ワードなど他のソフトに整形した状態でコピーしたいものの、編集中の文書を整形したくない場合に便利です。メニューの[編集]-[整形]-[整形してコピー]か右クリックメニューの[整形]-[整形してコピー]で実行してください。見出しでシーンナンバーを表示しているときにこの機能を実行すると、柱をシーンナンバーに変換した状態でコピーすることができます。
メインメニュー[編集]-[整形]-[整形してコピー]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[整形してコピー]
編集中の文書を現在の桁数で整形してからファイルに保存します。実行するとファイルダイアログが表示されるので、ファイル名を入力してから[OK]ボタンを押してください。メニューの[編集]-[整形]-[整形して保存]か右クリックメニューの[整形]-[整形して保存]で実行してください。
メインメニュー[編集]-[整形]-[整形して保存]
右クリックメニュー[編集]-[整形]-[整形して保存]
半角を全角にしたり、アルファベットの大文字を小文字にするなど文字の種類を変換することができます。変換したい部分を選択してから実行してください。変換の種類は以下の通りです。
メインメニュー[編集]-[変換]
右クリックメニュー[編集]-[変換]
IMEの再変換機能を実行します。再変換の対象はカーソル位置の単語です。再変換させたい部分を選択してから実行することもできます。
メインメニュー[編集]-[変換]-[IME再変換]
右クリックメニュー[編集]-[変換]-[IME再変換]
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