スタイル

“スタイル”とは、主に表示に関するさまざまな設定をひとまとめにしたものです。このスタイルを切り替えることによって、目的に応じた編集様式にワンタッチで模様替えすることができます。

スタイルの選択

スタイルを切り替えるのに最も簡単な方法はスタイルタブを選択することです。スタイルタブに表示しきれないスタイルがあるときは、スタイルタブの右側に下向きの>>ボタンが表示されるので、ここをクリックするとすべてのスタイルから目的のスタイルを選択することができます。スタイルを切り替える方法は、ほかにもツールボタンの右側の▼で表示されるメニューや、メインメニューからも行うことができます。

メインメニュー[設定]-[スタイルの選択]
ツールバースタイルのプロパティ

標準装備のスタイル

以下はデフォルトで装備しているスタイルです。これらのスタイルは自由にカスタマイズすることができます。また、いらないスタイルを削除したり、新しいスタイルを追加したりすることもできます。

標準スタイル デフォルトのスタイルです。
A4縦
(横書き)
印刷プレビューに近いスタイルです。印刷状態を確認しながら編集することができます。
黒板 黒板に白墨で書くような色合いのスタイルです。目に優しいスタイル。
大学ノート 横罫線の入った、行間が広めのスタイルです。明朝体のプロポーショナルフォントを使用しています。
原稿用紙 原稿用紙のような罫線が表示され、桁数は全角20文字に固定されます。
原稿用紙印刷 原稿用紙形式で印刷するためのスタイルです。
シナリオ シナリオ形式で編集するためのスタイルです。
シナリオ印刷 シナリオ形式で印刷するためのスタイルです。
台本 台本形式で編集するためのスタイルです。
台本印刷 映画やテレビドラマなどで使用される台本形式で印刷するためのスタイルです。
英文 英文専用のフォントを使ったスタイルです。アンチエイリアスもかかっているので英文を綺麗に表示します。
読書 文章を読むための閲覧専用スタイルです。編集することはできません。アンチエイリアスがかかっているので、文字が滑らかです。
背景画像付き お気に入りの画像をバックに執筆することが可能なスタイルです。
青空文庫
入力校正
青空文庫形式が有効になった原稿用紙スタイルです。
シンプル 色分けなどを行わないシンプルなスタイルです。行の折り返しをしません。
A4横
(横書き二段組)
二段組みで印刷することができます。
A4縦
(縦書き三段組)
縦書き三段組みで印刷することができます。
袋とじ
(横書き)
横書きの袋とじ印刷が可能です。
袋とじ
(縦書き)
縦書きの袋とじ印刷が可能です。
便箋
(横書き)
B5用紙に横書きで便箋風に印刷できるスタイルです。
便箋
(縦書き)
B5用紙に縦書きで便箋風に印刷できるスタイルです。
台本印刷
(A4袋とじ)
台本形式で袋とじ印刷が可能です。
台本印刷
(A44分割)
台本形式でA4一枚の用紙に4頁印刷が可能です。用紙を節約したいときに使用します。
A4縦4分割 一枚の用紙を四分割して印刷することが可能です。
白紙 余計な飾りが一切ない、まさに白紙。執筆だけに集中することができます。
旧標準スタイル 旧バージョンの標準スタイルです。
キッズ 字が大きく見やすい子供向けのスタイルです。

スタイルの設定

スタイルのさまざまな設定項目を修正するには[スタイルの設定]を実行します。実行するとスタイルバーが表示されるので、目的の項目を選択し、修正してください。スタイルの変更は即座に画面に反映されますが、[元の状態に戻す]ボタンを押せばスタイルバーを表示したときの状態に戻すことができます。スタイルはスタイルタブの右クリックメニューでで自由に追加したり削除したり、あるいは順番を変えることもできます。スタイルバーを閉じるには、右上の[×]ボタンをクリックするか、[スタイルの設定]をもう一度実行(メニューの[スタイルの設定]をクリック)してください。

メインメニュー[設定]-[スタイルのプロパティスタイルの設定]
ツールバースタイルのプロパティ


スタイルバー

スタイルバー上部のボタン

デフォルト
スタイルをすべてデフォルトに戻します。右の▼でデフォルトスタイルのメニューが表示され、選択するとそれぞれのスタイルの設定が反映されます。
元に戻す
スタイルバーが表示された時点の状態に戻すことができます。
印刷に適した設定にする
用紙を表示しないスタイルを印刷に適するよう自動調整します。
ヘルプ
選択項目のヘルプを表示する。

設定項目

設定分類に該当する設定項目が一覧表示されます。設定したい項目をここで選択して、一覧の下にある入力欄で各種設定を行います。

基本

拡張子
ファイルの拡張子とスタイルを関連付けることができます。ここで設定した拡張子を開くと、自動的に該当スタイルに切り替わります。拡張子にはピリオド(.)を付ける必要はありません。

印刷

用紙の表示
この項目で[表示する]を選択すると、エディタ部分に用紙を表示し、印刷プレビューに近い形で編集することができます(WYSIWYG)。
用紙方向
用紙の向きを選択します。
用紙の並び
複数の用紙を横並びか縦並びかを選択します。
用紙サイズ
用紙のサイズを選択します。用紙の種類はプリンターによって異なります。ですので、こちらのパソコンで選択した用紙サイズが、別のパソコンでは存在しないということもありますので注意してください。
用紙サイズ(横)
用紙の幅をミリ数で直接指定します。用紙サイズが選択肢にない場合に設定してください。
用紙サイズ(縦)
用紙の高さをミリ数で直接指定します。用紙サイズが選択肢にない場合に設定してください。
用紙分割(横)
用紙分割(縦)
一枚の用紙を分割して数頁を一度に印刷することができます。縦横の分割数をそれぞれ指定します。
用紙マージン
用紙端から文字部分までの間の空白部分の色を設定します。
用紙マージン上
用紙マージン下
用紙マージン左
用紙マージン右
用紙周辺の余白の大きさを指定します。ミリ単位(0.1mm刻みで設定可能)で設定してください。少し古いプリンターでは、用紙周辺の印刷不可領域が広くなっている場合がありますので、そのときはマージンを少し広めにするとよいでしょう。
頁マージン
頁端から文字部分までの間の空白部分の色を設定します。用紙分割をした場合、分割した各頁で有効となるマージンです。
頁マージン上
頁マージン下
頁マージン左
頁マージン右
頁周辺の余白の大きさを指定します。ミリ単位(0.1mm刻みで設定可能)で設定してください。
ヘッダ
用紙上部マージンに表示・印刷するヘッダのフォントや色を設定します。ヘッダの内容は[ヘッダ書式]で設定します。
ヘッダ書式
用紙上部にファイル名や日付などを印刷する機能です。下記のコマンドを使って入力します。
ヘッダ横端から
ヘッダ上端から
ヘッダの位置を用紙の端からのミリ数で指定します。
フッタ
用紙上部マージンに表示・印刷するフッタのフォントや色を設定します。フッタの内容は[フッタ書式]で設定します。
フッタ書式
用紙下部にファイル名や日付などを印刷する機能です。ヘッダと同様の書式で入力します。
フッタ横端から
フッタ下端から
フッタの位置を用紙の端からのミリ数で指定します。
ヘッダフッタ表示最低頁数
ヘッダやフッタを表示するのに必要な最低限のページ数を設定します。例えば 2 と設定すると、合計で1ページしかない場合はページ番号を表示させないようにできます。
先頭頁番号
例えば表紙や目次を別のワープロソフトで作成する場合など、最初の頁を1ページ目以外にしたいときはここで設定します。
用紙分割線
用紙分割をしているときにこの項目を[表示する]にすると、用紙の境界線を表示することができます。線の種類や色も設定します。
印刷不可領域
印刷のできない部分の装飾方法を設定します。[表示しない]に設定することもできます。

表示

フォントや色、装飾に関する設定をする項目です。各項目で「×設定なし」にすると、基本設定をそのまま残すことになります。例えば、カーソル行は背景色が「×設定なし」になっているため、通常行は「通常文字」の背景色になり、見出し行では「見出し行」の背景色が活かされ、カーソル行は下線のみの表示となっています。

倍率
画面上の表示倍率を設定します。用紙を表示しないに設定している場合は、文字の大きさなどが設定サイズのn%になります。
縦スクロールバーの表示
横スクロールバーの表示
縦横それぞれのスクロールバーの表示非表示を設定します。画面を少しでも広く使いたい場合に便利です。ただし、[表示]に設定しても、表示する必要のない場合(標準スタイルの横スクロールバーなど)は表示されません。
背景画像
エディタ画面の背景に画像を表示することができます。画像ファイル名(【例】Back.jpg)を記入してください。画像ファイルはビットマップファイル(拡張子.bmp)かJPEGファイル(.jpg)のみ有効です。また、画像ファイルはO's Editor2の実行ファイル(OsEditor2.exe)と同じフォルダになければなりません。
背景画像位置
背景画像を表示する位置を、中央、左上、右上、左下、右下から選択することができます。
通常文字
基本的な文字のフォントや色を設定します。
カーソル行
カーソルのある行だけに適用されるフォントや色を設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。標準スタイルではカーソル行に下線(点線)を表示する設定になっています。
選択文字
選択部分に適用されるフォントや色を設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。
検索文字
検索バーを表示しているときに、本文中の検索語を色分けする場合に設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。
見出し行
見出し行に適用されるフォントや色を設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。見出し行判別用の文字は[見出し先頭文字]で設定します。
URL
URLを色分けするときに設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。URLを[表示する]にしないと、URLをダブルクリックしてもホームページを表示することはできません。http://といった通常のURL以外に、file://C:\Readme.txt  などと書くことによってディスク上のファイルにリンクできるようになっています。(※ただし半角空白で挟まれていなければなりません)
メールアドレス
メールアドレスを色分けするときに設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。メールアドレスを[表示する]にしないと、メールアドレスをダブルクリックしてもメールソフトを起動することはできません。
キーワード
キーワードを色分けするときに設定します。フォントサイズは通常文字と同じです。キーワードとして色分けする文字は[キーワード文字]で設定します。
縦中横
縦書き時、本文中の連続する半角数字や、連続する半角の感嘆符・疑問符を、横並びに表示する場合は、この項目を[表示する]にします。その場合のフォントや色も設定します。
連続罫線
この項目を「表示のみ」あるいは「表示と印刷」にすると、シナリオで言葉が詰まったことを表現する縦線――の間にすき間が入らないようにします。連続罫線の線色や線種を変えることもできます。
行番号
行番号のフォントや色を設定します。
カーソル行番号
カーソルのある行の行番号のフォントや色を設定します。フォントサイズは行番号と同じです。
栞(しおり)行番号
栞を挿した行番号のフォントや色を設定します。フォントサイズは行番号と同じです。
撮済み行番号
撮済み行番号のフォントや色を設定します。フォントサイズは行番号と同じです。撮済みとは、撮影が済んだことを識別するためのシナリオ柱文字で定義された柱(シナリオの見出し行)です。
欠番行番号
欠番行番号のフォントや色を設定します。フォントサイズは行番号と同じです。欠番行とは、そのシーンが欠番となったことを識別するためのシナリオ柱文字で定義された柱(シナリオの見出し行)です。
ふりがな
この項目を[表示する]にすると、青空文庫形式のふりがなが有効になります。その場合のフォントや色も設定します。フォントサイズや装飾は設定できません。背景色は通常文字の背景色が適用されます。
傍点・傍線
この項目を[表示する]にすると、青空文庫形式の傍点・傍線が有効になります。その場合の色も設定します。フォントや装飾は設定できません。背景色は通常文字の背景色が適用されます。なお、傍点書式を非表示にするためには、下の脚注文も[表示する]に設定する必要があります。
脚注文
この項目を[表示する]にすると、青空文庫形式の脚注が有効になります。ポップアップ表示される脚注文のフォントや色も設定します。装飾は設定できません。本文が縦書きになっていると、脚注文も縦書きで表示されます。
脚注マーク
この項目を[表示する]にすると、脚注があることを示すマーク * を表示します。脚注マークのフォントや色も設定します。この項目は[脚注文]が[表示する]になっていないと意味がありません。フォントサイズや装飾は設定できません。背景色は通常文字の背景色が適用されます。
余白
この項目を[表示する]にすると、マージンの内側で、行末以降の余った部分や、文末以降の余った部分を色分けすることができます。
非点滅カーソル
この項目を[表示する]にすると、通常の点滅カーソルではなく、点滅しない色付きカーソルにすることができます。カーソルの色もここで設定します。
罫線
この項目を[表示する]にすると、行間に罫線を表示することができます。罫線の色や種類も設定することができます。[罫線種別]で[原稿用紙]や[台本]を設定している場合、装飾で[二重線]や[手書き線]を設定しても意味がありません。
頁区切り線
用紙非表示の状態で1頁あたりの行数を設定しているとき、この項目を[表示する]にすると頁の境界線が表示されるので、用紙非表示でも頁の境目を認識することができます。線の種類や色も設定します。
最大頁線
用紙非表示の状態で1頁あたりの行数を設定しているとき、この項目を[表示する]にすると、[最大頁数]で設定した頁のところに境界線が表示されます。規定枚数がわかりやすくなります。
段組区切り線
段組を設定しているときにこの項目を[表示する]にすると、段組の境界線を表示することができます。線の種類や色も設定します。
行番号区切り線
行番号を表示しているときにこの項目を[表示する]にすると、行番号と本文の境界線を表示することができます。行番号と本文の背景色を同じにしている場合に有用です。
桁末尾線
折り返しを有効にしているときこの項目を[表示する]にすると、文字部分と余白の境界線を表示することができます。余白を表示していないときに有用です。
全角空白
この項目を[表示する]にすると、全角空白を識別するための四角い枠を表示することができます。枠の線種や色も設定します。
半角空白
この項目を[表示する]にすると、半角空白を識別するための四角い枠を表示することができます。枠の線種や色も設定します。
改行
この項目を[表示する]にすると、段落末尾で改行マークを表示ます。改行マークの色も設定します。改行マークの表示は印刷時も有効です。
タブ
この項目を[表示する]にすると、タブが有効になり、タブマークを表示ます。タブマークの色も設定します。タブマークの表示は印刷時も有効です。
終端
この項目を[表示する]にすると、文末に終端改行マークを表示ます。終端マークの色も設定します。終端マークの表示は印刷時も有効です。

フォントや色に関する設定欄
表示関連の項目について設定する内容は以下の通りです。

表示状態
表示非表示、印刷するかどうかを選択します。[表示する]では、画面上に表示されますが印刷はされません。[表示と印刷]にすると画面上で表示され、かつ印刷時にも有効となります。
フォント名
フォントの種類を選択します。右クリックすると右クリックメニューが表示されます。メニューで実行できる機能は以下の通りです。
フォントサイズ
フォントのサイズをポイント数で選択します。10.5のような設定も可能です。
太字/斜体
フォントの書体を設定します。
文字色/背景色/装飾色
それぞれ色をダイアログで設定します。装飾色は文字に施す下線などのほか、改行マークなどではマークそのものの色となります。色設定ボタンの表面には、四角い枠の中に設定された色が表示されています。各色設定ボタンの上で右クリックすると、右クリックメニューが表示されます。メニューで実行できる機能は以下の通りです。
装飾
装飾(下線)の種類を選択します。実線、点線、二重線、二重点線、手書き線の中から選択します。点線を選択して線幅が1ドットの場合、WindowsXP/Vistaでは1ドット単位の細かい綺麗な点線になりますが、Windows98では目の粗い点線になります。
線の太さヒント
装飾で設定した線の太さを設定します。ここで1(ドット)を設定すると、通常は1ドットになりますが、印刷の際は画面上の1ドットを用紙の上で再現した太さになります。これは画面とプリンターの解像度が異なるためです。印刷時にもプリンターの解像度で1ドットの太さ(最も細い線)にしたい場合は、0を入力してください。この場合、画面上で倍率を変更したときも常に1ドットの太さになります。

字数

段組
いわゆる段組を設定します。段数に制限はありませんが、あまり増やしても見づらいだけなのでほどほどに……。
1頁(段)あたりの行数
1ページあたりの行数を指定します(※段組を設定している場合は一段あたりの行数)。用紙を表示していない場合でも、ページめくりを有効にしたり、ページ区切り線を表示することで、この項目の設定が活かされます。この項目を0にした場合、用紙一枚あたりの行数は自動計算されます。
折り返し方法
長い行を見やすいように折り返す場合の折り返し方法を設定します。
1行あたりの桁数
1行あたり何桁で折り返すかを指定します。半角単位で入力します。この項目を設定すると、「折り返し」も自動的に[桁数を指定する]に設定されます。桁数を0にすると「折り返さない」となります。
フォントサイズ自動調整
この機能は「折り返し」で[桁数を指定する]を指定しているときのみ有効となり、行の長さがウィンドウいっぱいになるようにフォントの大きさを自動調整します。例えば原稿用紙スタイルでは折り返し桁数40桁(全角20文字)ですが、この機能がオンになっているのでどのウィンドウサイズでも画面いっぱいに表示されます。逆にシナリオスタイルでは同じく折り返し桁数40桁ですが、この機能がオンになっていないので、ウィンドウサイズによって下半分の余白が広くなったり、逆に行末まで表示しきれなくなります。ただし、ウィンドウの大きさを変えるたびにフォントサイズが変わるのは煩わしいということもあるので、お好みで使い分けてください。
行番号開始
行番号を何行目から表示するか設定します。
行番号間隔
行番号を5行おきや10行おきになど、間隔を開けて表示するときに設定します。この項目を2にすると、1、3、5と表示され、3にすると、1、4、7と表示されます。
先頭行番号
行番号間隔を開けるときに、何行目を先頭にするかを指定します。例えば、5行目から、5、10、15と表示したい場合は、行番号間隔を5に、先頭行番号を5にします。
最大頁数
書いている文書に何ページ以内という制限があるとき、例えば、シナリオコンクールに応募するとか、論文を提出するとか……。そんなとき、定められたページ数をここで設定しておくと、ステータスバーのリアルタイム文字カウントで、最大頁数まであと何枚なのかを±表示します。また、最大頁数として設定した頁のところに区切り線を表示することもできます。
最大字数
雑誌の原稿依頼など、文字数が決められていることもあります。最大字数も最大頁数と同様にステータスバーのリアルタイム文字カウントで±表示させることができます。
シナリオ柱インデント
表示インデントで[シナリオ]を選択したとき、柱の2行目以降を何桁インデントするか設定します。
シナリオト書きインデント
表示インデントで[シナリオ]を選択したとき、ト書きを何桁インデントするか設定します。
シナリオ台詞インデント
表示インデントで[シナリオ]を選択したとき、台詞の2行目以降を何桁インデントするか設定します。
タブ桁数
タブの桁数です。
段組間
段組を二段以上にしたときの、段の間の幅を設定します。
行間ヒント
行と行の間隔を設定します。
文字間ヒント
文字と文字の間隔を設定します。
行頭隙間ヒント
行番号と先頭文字の間隔を設定します。行番号を表示していない場合は、画面左端か用紙左マージンとの間隔になります。また、縦書きの時は上端の間隔となります。
行末隙間ヒント
文字部分右側末尾と画面右端との間隔を設定します。用紙を表示している場合は用紙右マージンとの間隔になり、縦書きの時は下端の間隔となります。
ヒント行間や文字間などは、用紙を表示していない場合は画面のドット単位で設定し、用紙を表示している場合はミリ単位で設定するようになっています。ミリ単位の時は十分の一ミリまで入力可能です。

その他

文字方向
横書きと縦書きを選択します。縦書きでは画面が右から左へスクロールするようになります。
プロポーショナルフォント
プロポーショナルフォントとは、文字の幅が文字によって異なるフォントのことです。例えばMS Pゴシックは、読点句読点やアルファベットなどの文字幅がひらがなや漢字よりも狭くなっています。通常O's Editor2は固定ピッチフォントを前提として等幅で文字を描画していますが、この項目を有効にし、[表示]タブでプロポーショナルフォントを選択すると、異なる文字幅に対応します。特に英文混在の文章などの見栄えが良くなります。反面、プロポーショナルフォントを有効にすると通常より処理に時間がかかります。巨大なファイルでは読み込みやスタイルの切り替えに途方もなく時間がかかる場合があります。固定ピッチフォントからプロポーショナルフォントのスタイルに切り替えるときなど、スタイル変更に時間がかかりすぎるとき、中止するかどうか確認するダイアログが表示されます。中止を選択すると、スタイル変更を取りやめてもとのスタイルに戻ります。
閲覧専用
この項目を有効にすると、編集ができなくなります。誤ってテキストを修正したくないときに設定するとよいでしょう。読書スタイルは閲覧専用が有効になっています。
ページめくり
用紙を表示していないときこの項目を有効にすると、スクロールするのではなくページ毎に先頭にカーソルが戻るようになります。頁単位を意識して書きたいが用紙を表示すると画面にムダな領域が発生するのが嫌だ……という場合にこの機能を使うとよいかも。
フリーカーソル
この項目を有効にすると、行末以降にもカーソルを移動することができるようになります。
改行時のインデント合わせ
この項目を有効にした場合、先頭に半角空白がある行で改行すると、次行の先頭に同じ数の半角空白が自動的に挿入されます。
箇条書き番号自動記入
この項目を有効にした場合、先頭に箇条書き番号がある行で改行すると、次行の先頭に同じ書式で番号を一つ進めた箇条書き番号が自動的に挿入されます。先頭が数字で二番目が空白もしくはピリオドであるか、数字の前後が括弧など一文字ずつで囲まれていてその直後が空白かもしくはピリオドであれば、箇条書き番号と見なされます。数字や括弧、空白、ピリオドは全角でも構いません。
禁則処理−ぶら下げ
行の折り返しをした結果、読点や句読点などが行頭に来てしまうとき、前行のお尻にぶら下げるようになります。前行はその分折り返し桁数が少し長くなります。どの文字をぶら下げるかは、[ぶら下げ文字]で定義します。
禁則処理−行末調整
行の折り返しをした結果、括弧の開始文字が行末に来てしまったら次行に追いやったり、括弧の終了文字が行頭に来てしまったら前行の最終文字を行頭にズリ下げたりして、行頭行末を調節します。[行頭禁則文字][行末禁則文字]で調整の対象となる文字を設定します。
ワードラップ
この項目を有効にすると、英単語が単語の途中で改行されることを防ぐことができます。
カーソルを大きくする
この項目を有効にすると、カーソルが大きく見やすくなります。
行番号縦中横
縦書きの時にこの項目を有効にすると、行番号が横書きで表示されます。台本形式のシーンナンバーなどで使用されます。
終端以降余白
この項目を有効にすると、文末以降の部分を[余白]で設定した色にします。また、文末以降は行番号も表示されなくなります。
補完空白に全角使用
この項目を有効にすると、表示インデントや編集インデントなどで自動補完される空白に全角が使用されます。ただし、3桁分の空白など半端なところでは半角空白も使用されます。
台詞名前3文字整形
この項目を有効にすると、シナリオの台詞にある名前が全角3文字揃えで自動整形されます。一文字の名前は前後に空白が挿入され、二文字の名前は間に空白が挿入されます。この空白はあくまで表示上のものであり、実際に空白が挿入されたわけではありません。ですので、文章を修正してもインデント部分の位置がずれることはありません。
アンチエイリアス
アンチエイリアスを有効にすると、画面表示が滑らかになります。ただし、処理が大変重いので、通常は[なし(高速)]にしておくことをお薦めします。アンチエイリアスを有効にする場合、[低品質(中速)]と[高品質(低速)]の二種類から選ぶことができます。それぞれ品質と速度が反比例しますのでパソコンの性能を鑑みて選んでください。
行番号種別
行番号の表示方法を、[行単位][段落単位][頁単位]から選ぶことができます。
罫線種別
罫線の表示方法を、[下線][原稿用紙][台本]から選ぶことができます。[表示]タブの[罫線]の[装飾]で点線や二重線、手書き線にすることもできます(※[原稿用紙][台本]は二重線や手書き線にはできません)。
表示インデント
この項目で[箇条書き]を選択すると、箇条書き記号で始まる行が折り返しされたとき、二行目以降は自動的に箇条書き記号の桁幅だけインデントされます。箇条書き記号は[表示インデント文字]で設定します。
この項目で[シナリオ]を選択すると、シナリオ形式の整形を行います。柱や台詞は2行目以降インデントされ、ト書きはすべてインデントされます。ト書きや台詞などのインデント桁数は[字数]の[シナリオ柱インデント][シナリオト書きインデント][シナリオ台詞インデント]で設定します。柱は先頭に[シナリオ柱文字]があるかどうかで判別されます。また台詞は、[シナリオ台詞開始文字]が存在し、[シナリオ台詞終了文字]のあとに文字がないことで台詞として認識されます。
表示インデントによる整形はあくまで表示上のものであり、実際に空白が挿入されるわけではありません。ですので、文章を修正してもインデント部分の位置がずれることはありません。
表示インデント文字
[表示インデント]で[箇条書き]を選択したとき、箇条書きとして判別するための段落先頭記号を定義します。
ぶら下げ文字
[禁則処理−ぶら下げ]で使用するぶら下げ文字を定義します。
行頭禁則文字/行末禁則文字
[禁則処理−行末調整]で使用する行頭行末禁則文字を定義します。
引用記号
[引用付き貼り付け]で使用する引用記号を定義します。
IME制御
この項目をONにすると、O's Editor2を起動したときIMEがオンになります。OFFにするとIMEはオフの状態で起動します。
見出し先頭文字
見出しとして判別するための文字を定義します。見出し先頭文字は一文字である必要はなく、また、複数設定することができます。見出し行のフォントや文字色などは[見出し行]で設定します。
キーワード文字
[キーワード]で色分け表示する文字を定義します。キーワードは複数設定することができます。
シナリオ柱文字
シナリオで柱を識別するための文字を定義します。○□△が初期値となっています。シナリオ柱文字は、「表示インデント」で「シナリオ」を選択したときに有効となります。
シナリオ台詞開始文字
シナリオ台詞終了文字
シナリオで台詞を識別するための文字を定義します。初期値は「 」です。ただし、ト書きにこの文字を使用した場合でも、」の後ろに文字が続くと、台詞ではなくト書きとして認識されます。

スタイルタブ右クリックメニュー

スタイルタブ上で右クリックすることによって表示されるメニューで、スタイルを追加したり、順番を入れ替えたりすることができます。

スタイルの設定
スタイルの設定を行います。実行するとスタイルバーが表示されます。
スタイルの追加
新しいスタイルを追加します。スタイル名を入力するダイアログが表示されるので、新しいスタイルの名前を入力してください。新しいスタイルは選択スタイルの右隣に挿入されます。また、新しいスタイルの設定内容は選択スタイルを複写したものになります。スタイルの設定内容を変更するには、スタイルの設定を実行してください。
スタイルの削除
選択スタイルを削除します。
スタイル名の変更
選択スタイルの名前を変更します。
スタイルを一つ前へ
スタイルを一つ後へ
スタイルを先頭へ
スタイルを末尾へ
スタイルの位置を前後などにずらします。
ファイルから開く
スタイルファイルを読み込んで、選択スタイルの右隣に挿入することができます。
ファイルに保存
スタイルをファイルに保存することができます。
初期状態
すべてのスタイルを初期状態に戻します。メインメニューの[設定]-[初期状態]-[スタイルを初期状態に戻す]と同じ機能です。

スタイルをすべて初期状態に戻す

スタイルをすべてデフォルトにリセットします。

メインメニュー[設定]-[初期状態]-[スタイルを初期状態に戻す]


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