ファイル

“ファイル”とは、ハードディスクなどの記録媒体にデータを保存する際の一つのデータの塊(かたまり)のようなものです。“テキストファイル”とは、文字情報を格納したファイルのことです。O's Editor2はこのテキストファイルを作成、編集、保存するためのソフトです。

新規作成

O's Editor2 を普通に(起動時パラメータを指定せずに)起動すると、新しいテキストファイルを開いた状態になります。すでに既存のファイルを開いた状態で新しいテキストファイルを作成したい場合は、[新規作成]を実行してください。

メインメニュー[ファイル]-[新規作成新規作成]
ツールバー新規
ショートカットキーN

タブを追加して新規作成

現在開いている文書を閉じたくない場合は、別のタブを開いて新しい文書とすることができます。

メインメニュー[ファイル]-[追加タブ]-[新規作成新規作成]
ツールバー新規サブメニュー

ウィンドウを追加して新規作成

タブではなく別のウィンドウを開いて新しい文書とすることもできます。

メインメニュー[ファイル]-[追加ウィンドウ]-[新規作成新規作成]
ツールバー新規サブメニュー

ファイルを開く

既存のテキストファイルを閲覧・編集したい場合は、[開く]を実行します。ファイルダイアログが表示されるので、目的のファイルを選択して[OK]ボタンをクリックしてください。開いたファイルが履歴に記録されていた場合は、そのウィンドウ位置やサイズなどが再現されます。

メインメニュー[ファイル]-[開く開く]
ツールバー開く
ショートカットキーO

ファイルダイアログ
ファイルダイアログ

タブを追加して開く

タブを追加してテキストファイルを開くことができます。複数のファイルをタブを切り替えて編集することができます。

メインメニュー[ファイル]-[追加タブ]-[開く開く]

ウィンドウを追加して開く

現在開いているウィンドウとは別のウィンドウにテキストファイルを開くことができます。

メインメニュー[ファイル]-[追加ウィンドウ]-[開く開く]

履歴から開く

履歴メニューには、最近開いたテキストファイルが並んでいます。これをクリックすれば、素早くテキストファイルを開くことができます。[ファイル]-[追加タブ]や[ファイル]-[追加ウィンドウ]のメニューに表示される履歴から開くと、それぞれタブやウィンドウを追加して開くことができます。履歴にはそのファイルが開かれていた時のウィンドウ位置やサイズ、カーソル位置などが記録されていて、それらの状態が次に開く時も再現されます。

メインメニュー[ファイル]-[履歴]
ツールバー開くサブメニュー

メニューにある[履歴のクリア]を実行すると、履歴を消去することができます。

ファイルのドラッグ&ドロップ

エクスプローラなどに表示されているテキストファイルのアイコンを O's Editor2にドラッグ&ドロップすることで、そのファイルを開くこともできます。このとき、現在開いているファイルが修正済みだったら、別タブを追加して開きます。また、キーを押しながら同様の操作をすると、ファイルを別ウィンドウに開きます。

文書一覧から開く

[文書一覧]を実行すると、左側に文書バーが表示されます。ここで表示されるファイルは、カスタマイズダイアログの[保存]タブの[場所]の[文書(テキストファイル)を置く標準的なフォルダ]で設定した場所にあるテキストファイル(拡張子.txt)です。上部のリストを変更することで[新規文書の自動保存フォルダ]や[バックアップフォルダ]に切り替えることもできます。一覧表示されたファイルを選択(シングルクリック)すると、下部にその内容が表示(プレビュー)されます。ファイルをダブルクリックすれば開くことができますので、よく使うファイルはここに保存しておくと便利です。文書一覧で選択したときは、実際にはファイルの先頭部分のみ読み込んでいるだけなので、大きなファイルでも素早くプレビューすることができます。文書一覧を閉じるには、右上の[×]ボタンをクリックするか、[文書一覧]をもう一度実行(メニューの[文書一覧]クリックかショートカットキーJを押す)してください。

メインメニュー[ファイル]-[文書一覧]
ショートカットキーJ

ファイル一覧
文書バー

再読み込み

すでに開いているファイルをもういちどディスクから読み込み直します。

ファイルの保存

O's Editor2 でテキストファイルを編集してもそのままではディスクに保存されません。いつ停電が起こっても大丈夫なように、というわけではありませんが、頻繁にデータを保存するくせをつけることはマイナスにはならないはずです。複数ファイルを開いているときに、すべて保存したい場合は、[すべて保存]を実行してください。

メインメニュー[ファイル]-[上書き保存上書き保存]
ツールバー上書き保存
ショートカットキーS

メインメニュー[ファイル]-[すべて保存すべて保存]

ステータスアイコン

ステータスバーにはテキストファイルに修正が加えられているかどうかを示すステータスアイコンが表示されています。[上書き保存]を実行すると、更新状態は解除されるので、ステータスアイコンが更新済み[更新済み]から未更新[未更新]の状態に戻ります。

名前を付けて保存

テキストファイルを別の名前で保存したい場合に実行します。実行するとファイルダイアログが表示されるので、ファイル名を入力して[OK]ボタンをクリックしてください。もともとのファイルはそのまま残り、新しいファイルが別に作成されます。

メインメニュー[ファイル]-[名前を付けて保存名前を付けて保存]
ツールバー名前を付けて保存

プロジェクトの保存

プロジェクトとは、複数のファイルを開いている状態をまとめて記憶しておく機能です。複数のタブやウィンドウを開いている状態で、[名前を付けて保存]を実行し、ファイルダイアログが表示されたら、[ファイルの種類]で[プロジェクトファイル(*.oep)]を選択します。あとはファイル名を入力して[OK]ボタンをクリックしてください。保存したプロジェクトファイルを開けば、一度に複数のファイルを開いて、タブやウィンドウの位置も再現することができます。

自動保存

カスタマイズダイアログの[保存]タブで自動保存を設定しておけば、一定時間操作を行わないと自動的に保存されるようになります。自動保存を設定するとステータスバーに自動保存機能が有効になっていることを示すステータスアイコン自動保存が表示されます。

新規ファイルのみ自動保存

デフォルトでは新規作成ファイルのみ自動保存する設定になっています(この設定はカスタマイズダイアログでいつでも変更することができます)。既存のファイルを開いて編集した場合は、通常の保存動作ですが、新規作成したファイルは、O's Editor2を終了すると自動的にファイル名を付けて保存されます。ファイル名はテキストの1行目(空行なら2行目)が採用され、ファイル名に使えない文字を置き換えたり、長すぎたら短くするなどO's Editor2が自主的に調整して命名するようになっています。保存先は、カスタマイズダイアログの[保存]タブの[自動保存フォルダ]で設定した場所になります。

バックアップ

バックアップを行う設定をしておくと誤ってファイルを消失してしまった場合でも安心です。バックアップはカスタマイズダイアログの保存タブで設定することができます。バックアップの作成方法は、保存前のファイルをゴミ箱に移動するなどいくつかの方法があります。

ファイルを閉じる

ファイルを閉じるにはいくつかの方法があります。一番簡単なのはウィンドウのボタンをクリックすることです。この場合、複数タブを開いているときはすべてのファイルが閉じられます。ファイルを個別に閉じたい場合は、メニューの[ファイル]-[閉じる]か、タブについている小さなボタンをクリックすると、一つだけファイルを閉じることができます。複数のウィンドウをいっぺんに閉じたい場合は、メニューの[ファイル]-[すべて閉じる]を実行します。

メインメニュー[ファイル]-[閉じる]
メインメニュー[ファイル]-[すべて閉じる]

閉じる際の保存

ファイルに修正が施されている場合は、閉じるときに保存するかどうか確認するダイアログが表示されます。[はい]を選択すれば保存して閉じます。[いいえ]は保存せずに閉じます。[キャンセル]を選択すると、閉じる動作そのものを取りやめます。自動保存が設定されている場合は、確認ダイアログは表示されずに、無条件に保存してそのまま閉じます。[新規ファイルのみ自動保存]の場合は、新規ファイルのときだけ自動保存の動作となります。閉じる時に自動保存したくない場合は、キー押しながらファイルを閉じてください。自動保存を行わずに保存するかどうかの確認ダイアログを表示します。

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